介護の特定技能外国人として働く-Istiqamah Yulias(イスティ)さん-

≪プロフィール|イスティ≫

西スマトラ出身。インドネシアのアンダラス大学の看護学部を卒業後、介護の技能実習生として茨城県で3年間の技能実習を経験した後に、現在は熊本県の介護施設で特定技能外国人として就労中。

インドネシアで学んだ看護の知識を活かせる介護の仕事を選んだ

-もともと日本のサブカルチャーが好きで日本に行きたかった

インドネシアにいるときから、アニメや漫画など日本のサブカルチャーが好きで、日本にいくことにとても興味がありました。

-介護の仕事はインドネシアでの看護師の勉強の知識・経験が活かせる

インドネシアの大学では、看護の勉強をしていたため、日本で介護の技能実習をするときでも、知識・経験を活かせる場面が多くあります。

-現在の施設ではインドネシア人6人と一緒に仕事をしている

現在は、茨城県の介護施設での技能実習を修了した後に、熊本県の介護施設で特定技能外国人として就労しています。

同じ施設内にインドネシア人は6名いて、4名バリ、私ともう一人が西スマトラ出身です。

日本語能力試験N2を取得して現在はN1を目指す

-日本語は中学校から勉強していた

中学校から授業で日本語を勉強する機会がありました。

また、技能実習生として日本に来日する前には、6ヶ月間、インドネシアで日本語を勉強しました。

-2022年に日本語能力試験N2を取得

特定技能外国人として就労しながら勉強を続けて、2022年に日本語能力試験N2に合格しました。

今後は、N1にも合格したいです。また、介護福祉士の資格取得も目指しています。

介護施設では未だに日本語に苦労している

-専門用語や漢字を覚えるのに苦労している

日本で働いて4年以上になりますが、未だに介護施設で使われる専門用語や難しい漢字を理解するに苦労することもあります。

-方言にも苦労している

以前、茨城県で技能実習をしていた時は、そんなに方言に関して苦労しなかったですが、熊本県で働くようになって、熊本弁を理解するに苦労することが多いです。

方言である「ばってん」と言われても最初は理解できませんでした(笑)

インドネシアと日本では仕事に対する姿勢が違う

-日本ではスマホを仕事中、私用で使ってはいけない

日本では、もちろん仕事中にスマホを仕事以外のことで使うことはできません。

しかし、インドネシアであれば仕事中でもスマホで遊ぶ人もいますし、それで怒られることもないと思います。

日本人の仕事に対する姿勢はすごいと思います。

日本ではハラール食品を手に入れるのに苦労する

-日本では食べられない食品が多く、ハラール食品手に入れるのも大変

日本では、イスラム教徒が食べられるハラール食品が少なく、特に熊本県のような地方では見つけるのに苦労します。

ハラール食品を手に入れられる場所は、業務スーパーなどになりますが、寮の近くにはないため、たまに行って買いだめする必要があります。

しばらく日本で仕事をして将来はインドネシアに帰国予定

-インドネシアに戻ったら看護師または翻訳の仕事をしたい

技能実習生から長い間インドネシアへ帰っていないので、来年ぐらいには一時帰国したいです。でも、しばらくは日本で介護の仕事を続けたいです。

かなり先の話になりますが、将来はインドネシアに帰って看護師または翻訳の仕事ができたらと考えています。

日本の経験があるので、日系の病院や会社などで少し高い給料を貰えると思います。